毎年多くの観光客で賑わい、魅力的な地域ブランド2018ではランキング一位に輝いた函館市。
観光や食など様々な魅力で溢れる函館には他県民だけでなく北海道の人でも驚く独特な風習が存在します。
そんな他県とは違う函館の独特な風習を函館出身のわにだね。が紹介していこうと思います!
①お盆
通常お盆の期間は8月前後が普通です。
しかし函館のお盆は7月前後に行います。
理由は函館市のお祭りが関係していると言われています。そのお祭りが「函館八幡宮例大祭」です。
函館八幡宮は明治13年から函館にある神社で、本来お盆を迎える毎年8月15日前後に函館八幡宮例大祭は開催されます。市が一丸となって盛り上げるこのお祭りとお盆は一緒にできない、ということから函館では新暦の7月にお盆を行うようになったと言われています。
子供の頃、お盆の時期になると流れる帰省ラッシュのニュースを見て、「なんで今頃お盆なんだ?」なんて思っていました笑
②方言
他県の人が想像する北海道の方言といえば「したっけ」や「なまら」「しばれる」が多いと思います。
しかし函館は青森と近いためか訛りが強かったり、独特な方言が多いです。
大学に進学し札幌に住んでいたころはよく訛ってるねなんて言われることもありました。また、親の実家に帰っておじいちゃん、おばあちゃんと会話をするんですが訛りが強すぎて何を言っているのかわからない!ということもよくありました笑
函館の独特な方言には「ごんぼほる」「かっぱがえす」などがあります。
「ごんぼほる」は、駄々をこねる、ふてくされる、という意味です。「昨日うちの子がごんぼほってさ~」なんて使い方をします。
「かっぱがえす」は、ひっくり返す、裏返す、という意味で何かをひっくり返してしまった時などに「かっぱがえしちゃったわ~」という使い方をします。
「かっぱがえす」は「返す」なのでまだわかりますが、「ごんぼほる」は全然想像がつかないですよね。
③七夕
全国的に七夕といえば、短冊を書いて笹の葉に飾り付けが一般的ですよね。お祭りをする地域もあるかもしれません。
ここまでは函館でも一緒です。しかしそれ以上のメインイベントがあるんです。
それが「ろうそくもらい」という子供たちが近所の家を歌を歌いながら回り、お菓子をもらうイベントです。
函館の七夕はハロウィンに似ていると言われることもあり地元の子供たちにとっては一年に一度のビッグイベントの一つとなっています。
青森のねぶたが原点と言われており、もともとは北海道各地で行われていたらしいですが、なぜか函館にだけ強く根付いています。歌の歌詞が「竹に短冊七夕祭り 大いに祝おう ローソク一本頂戴な」ということから本来ろうそくを貰って回るイベントだったものが時代の流れによりお菓子を配るようになったそうです。
④葬儀
亡くなった人を弔う葬儀にも函館には独特な風習があります。
函館は葬儀の火葬を行うのが早いです。
本来、「通夜・告別式・出棺・火葬」というのが一般的な葬儀の流れですが函館では通夜の前に火葬が行われます。
なぜこのような流れになったのか、説がいくつかありはっきりとわかっていませんが、戦争や函館大火という多くの死者がでた際に簡素化するため火葬を先に行い葬儀を後で行ったからと言われています。火葬が葬儀より先に行われるのは全国的に珍しいです。
まとめ
函館の独特な風習いかがだったでしょうか?
函館にはたくさんの魅力があります、ぜひ一度観光に来てみてはどうでしょう?他県の人だからわかる独特な風習がもしかしたら見つかるかもしれません。
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